心理学概論 シラバス

コースの目的: 本講義では、心理学の主要な分野の概要を理解し、心理学的な思考方法を習得することを目的とします。様々な心理学の研究アプローチに触れ、日常事象への応用を検討します。

コースの目標: 受講生は、以下の能力を修得することを目指します。

  • 心理学の主要な分野(認知、発達、社会、臨床など)の基本概念を理解する。
  • 心理学的現象を説明する様々な理論や研究方法を理解する。
  • 日常生活における心理学的現象を分析し、説明する能力を身につける。

各回のタイトルと概要:

第1回:心理学とは何か? 心理学の定義、歴史、主要なアプローチ(行動主義、認知心理学、精神力動、人間性心理学など)の概要を紹介。

第2回:研究方法概論 心理学研究における様々な方法(実験、調査、ケーススタディなど)とその特徴、倫理的問題について解説。

第3回:感覚と知覚 感覚器官と知覚過程、知覚の錯覚、知覚の個人差について学ぶ。

第4回:注意と意識 注意のメカニズム、意識の状態、意識の障害について解説。

第5回:記憶 記憶の過程(符号化、貯蔵、想起)、記憶の種類、記憶の障害について学ぶ。

第6回:思考と問題解決 思考のプロセス、問題解決の手法、思考のバイアスについて解説。

第7回:言語とコミュニケーション 言語の獲得、言語の構造、コミュニケーションの過程、非言語コミュニケーションについて学ぶ。

第8回:知能と発達 知能の概念、知能検査、知能の発達、知能の個人差について学ぶ。

第9回:人格心理学 人格の理論(フロイト、ユング、オールポートなど)、人格特性、人格の測定について学ぶ。

第10回:社会心理学 社会認知、態度形成、集団行動、社会的影響、偏見と差別について学ぶ。

第11回:発達心理学:幼児期 乳幼児期の発達、認知発達、社会性発達、言語発達について学ぶ。

第12回:発達心理学:青年期・成人期 思春期、青年期、成人期の発達課題と変化について学ぶ。

第13回:臨床心理学入門 心理療法の種類、精神疾患の概要、心理アセスメントについて概説する。

第14回:心理学の応用 産業・組織心理学、教育心理学、健康心理学など、心理学の様々な応用分野を紹介。

第15回:まとめと展望 本講義で学んだ内容の総括と、今後の心理学の展望について議論する。

(注記:各回の具体的な内容は、日本学術会議の心理学教育課程編成上の参照基準を参考に、必要に応じて修正・加筆されます。)