電気電子工学概論 シラバス

コースの目的: 本講義では、電気電子工学の基礎的な概念と主要な分野の概要を理解することを目的とします。将来、電気電子工学を専門とする学生だけでなく、他分野の学生にとっても、電気電子工学の基礎知識を習得し、関連分野への応用可能性を理解できることを目指します。

コースの目標: 本講義の修了後、受講生は以下を達成していることを期待します。

  • 電気電子工学における基本的な法則・原理を理解する。
  • 主要な電気電子工学分野の役割と応用事例を説明できる。
  • 電気電子工学技術が社会に与える影響について考察できる。

各回のタイトルと概要:

第1回:イントロダクション - 電気電子工学の世界 電気電子工学の広がりと重要性、本講義の進め方、学習方法について説明します。

第2回:電気の基礎 - 電荷、電流、電圧 電荷、電流、電圧の基本的な概念とそれらの関係、オームの法則、キルヒホッフの法則などを解説します。

第3回:直流回路の解析 直列回路、並列回路、直流回路の解析手法(キルヒホッフの法則の応用)を学びます。

第4回:交流回路の基礎 - 正弦波と複素数表示 正弦波の性質、複素数による交流回路の表現方法を解説します。

第5回:交流回路の解析 - インピーダンスとアドミタンス インピーダンス、アドミタンス、共振現象などを学びます。

第6回:半導体の基礎 - pn接合とダイオード 半導体の基本的な性質、pn接合ダイオードの動作原理と特性を解説します。

第7回:トランジスタの基礎 - バイポーラトランジスタとFET バイポーラトランジスタとFETの動作原理、特性、応用について解説します。

第8回:デジタル回路の基礎 - 論理ゲートと組合せ回路 論理ゲートの種類と真理値表、組合せ回路の設計例を学びます。

第9回:デジタル回路の基礎 - 順序回路とフリップフロップ 順序回路、フリップフロップの種類と動作、応用について解説します。

第10回:信号処理の基礎 - フーリエ変換 信号の周波数解析、フーリエ変換の概念と応用について解説します。

第11回:電気エネルギーの基礎 - 電力系統と発電 電力系統の構成、発電方法(火力、水力、原子力、再生可能エネルギーなど)について解説します。

第12回:電気機器の基礎 - モーターと発電機 モーターと発電機の原理、種類、応用について解説します。

第13回:計測と制御の基礎 - センサとアクチュエータ 各種センサとアクチュエータの種類、動作原理、応用について解説します。

第14回:電気電子工学と社会 - 技術と倫理 電気電子工学技術の社会への影響、環境問題、倫理的な課題について議論します。

第15回:まとめと展望 - 未来の電気電子工学 講義内容のまとめ、電気電子工学の将来展望について議論します。

(注記:上記内容は日本学術会議の参照基準を参考に作成していますが、具体的な内容は授業時間や進度に合わせて調整される可能性があります。)